万一のためには個人で保険をかけておく事も重要です。
引越しの保険は荷物の紛失や故障に対して最大1000万円までの保証がかけられます。
この保険は見積もり額に含まれている業者(運送業者貨物賠償責任保険)と、こちら側で任意で加入しなければならない業者(引越し保険)があるため事前確認が必要です。
保証されるのは、荷物の輸送時やトラック荷台の保管時、積み込み時や積み下ろし時です。
また天災や不可抗力の事故で起きた場合の損傷、荷造りの不手際(事業者が荷造りを行っていない場合)による落下事故で損傷をした場合は保証されません。
その他、業者が知り得なかった荷物(貴金属やブランド品など高額商品)が紛失した場合も保証対象外になります。
保証されるのは業者側に過失があったと認められた場合のみです。
保証される金額は新品購入代金ではなく、時価や修理費で算出されます。
無理な搬入をして床や建物に傷が付き、業者側に過失があった場合は、保証の対象に入ります。
保証される期間は、引越し日より3ヶ月以内です。
しかし、実際にトラブルが起こった場合には、誤魔化されたり金銭の支払いを先送りされたりする事も少なくないと聞きます。
これらを防ぐためには、保証内容を書面に記載してもらう、契約前に引越し約款をよく読む、または個人で保険に入るなどの防御策が求められます。
そして、引越し日には作業スタッフがいるうちに、荷物を確認する(ダンボールの個数を数える)、家電の動作チェックを行って下さい。